「片蝶ダブル」という名の新しいリボン飾り

モノづくりへのこだわり 002

あまりに自然に馴染んでいるため違和感を感じない方がほとんどだと思うのですが、実はWABISABISMのリボン飾りは、結構珍しい形をしています。

一般的に型物帽子のリボン飾りというと、素材はグログランリボンが主流。それを通常の蝶結びにし、そこから片側だけダブルにしたり、両側をダブルにしたり、中央に飾りを付けたりとブランドや帽子のデザインによって変化していきます。ちなみに、ダブルリボンになるほど少しドレッシーな、高級感のある印象を持たれることが多いです。

それに対しWABISABISMのリボンは、まず基本的に素材はすべて本革を使用。中でも栃木レザーや姫路レザーを好んで使うことが多いです。

そして何よりも特徴的なのがその形。まず蝶の部分が片側にしかないのです。しかし反対側にも蝶のようなタックを入れることで、パッと見ただけでは違和感を感じないほど自然に仕上がっていますよね。さらに蝶部分はダブルリボンにすることで、高級感を演出しつつもシンプルになりすぎず印象に残るデザインに。後ろにボリュームを持たせる片蝶ダブルは、風を切るようなシャープさも感じられます。

さらに片蝶ダブルは通常のダブルリボンよりもドレッシーさを軽減することで、WABISABISMの「帽子を紳士物、婦人物で区別を作りたくない」という想いも反映させています。

タイトルとURLをコピーしました