フェルト帽についたホコリが気になる時の対処法

帽子職人が教える豆知識 005

秋冬になると大人気のフェルト帽子。一つ難点があるとすれば「ホコリが付きやすいこと」ですよね。実際、百貨店で立っている時もお客様によく対処法を聞かれます。

ホコリが付きやすいフェルト帽ですが、間違った方法でお手入れしてしまうとホコリがよりフェルトにめり込んでしまったり、フェルト自体の毛をごっそり抜いてしまったりすることも。今回は帽子職人がオススメするお手入れ方法をご紹介します。

必要なものはガムテープのみ。これを粘着面を外側にくるんと輪っか状にして、自分の服の袖などを数回ペタペタして粘着力を弱めます。そしてその弱まった粘着力のまま優しく帽子をポンポンと叩きましょう。

ガムテープを最初から帽子に当ててしまう方もいるのですが、粘着力が強すぎてフェルト自体の毛も抜けてしまうので要注意。あとはブラッシングですが、余計にホコリをフェルトの中にめり込ませてしまうので控えましょう。ブラッシングをしたい場合は、必ず「ホコリを取る→ブラシで毛並みを整える」という順番にしましょう。

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